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音楽鑑賞のススメ

音楽を愛する皆さん、こんにちは。
Tiny Studio music school ギター、シンガー・ソングライター、DAW/DTM

講師の谷本富久です。

 

今日は音楽鑑賞のススメというお話です。

 

私は常々、音楽を楽しむ、音楽を学ぶ、音楽に触れる、方法のうち、最も身近で奥深い方法は、音楽鑑賞だと思っています。

 

音楽鑑賞の方法はいろいろあります。

もっとも贅沢な音楽鑑賞の方法は間違えなくコンサートです。

やはり、目の前で演奏している臨場感は何ものにも代えがたいものがあります。

 

でもコンサートは、会場に足を運ばなければなりませんし、チケットが手に入らなかったり、時間的な都合や予定のやりくりとか、そもそも高価だったり...とハードルが高いのも事実です。

しょうがないから、

CDなどの録音された音楽で我慢.....

いやいや、ちょっと待ってください!

必ずしも録音された音楽が、コンサートより劣っているわけではないんです!!

 

実は、録音された音楽の多くは、始めから

コンサートとは別物として作られている場合が多く、コンサートと全く同じ演奏を記録した物の方が少数派です。

 

ライブではできない表現

がCDなどの録音された音楽の中にはたくさん詰まっています。

コンサートをやらずレコーディングのみで活動する音楽家がいたり、あえてレコーディングのみでライブ演奏はされない曲が存在したり、そのくらい、レコーディングは実は奥が深いのです。

 

 

そして、録音された音楽を聴く方法として、私はやはりCDをおススメします。

配信でもいいと思いますが、CDと同等の音質をおススメします。

もちろんハイレゾもいいと思います。ハイレゾというのは、CDよりもさらに高音質、情報量の多いフォーマットのことです。

しかしハイレゾは、再生する機器やアプリなどの環境面がまだまだ未成熟なことに加え、CDよりも明らかな音質向上が感じられるかというと、若干疑問が残ります。

音楽を入手(購入)する方法は依然としてCD(レンタル含む)が多数派であるという統計があるそうです。ぜひ、CDを聴きましょう。

 

その際は、少しいい再生機器を使うとさらに感動が増します。

手ごろなものはヘッドフォンです。

ちょっといいヘッドフォンを買うと、音楽を聴くことが楽しくなるばかりか、今まで聴いてきた音楽を全て聴き直したくなるほど豊かで感動的な音楽体験ができます。ぜひお試しください。

 

 

音楽を聴くことは、演奏する上でもとても重要です。

重要どころか、いい音楽を聴かなければ、絶対にいい演奏ができるようにはなりません。

よく私はレッスン中に、半分冗談、半分本気で、

演奏が下手なプロはいるかもしれないけど、

聴くことが下手なプロは絶対いない!!

と言っています。

 

それくらいプロの音楽家は音楽をたくさん、そしてしつこく聴きます。

 

プロを目指すのであれ、趣味で楽しむのであれ、音楽を聴く習慣はとても大事です。

 

こんなことを言うと、音楽教室の講師としては痛しかゆしなのですが、

音楽鑑賞こそが

最も優れた音楽の勉強方法です。

レッスンよりも、です。

 

 

 

wrote by 谷本富久